百歳者の眠りに近づく?

 

さて「百歳者の眠りの秘密」にも近づかなければならないのですが、科学的に解明されているわけではないので、これは高齢者に限らず、「長い睡眠」ではなく、「いい睡眠=快眠」をいかにして得るか?ということになるでしょう。

 

身近に考えてみると、まずは生活習慣もさることながら、「安眠できる室内環境」も整えたいものです。睡眠性、快眠を重視した室内・寝室環境作りというわけです。寝室は安眠にとって大きな要因です。ポイントとなるのは、ベッドや寝床の位置です。部屋への出入り口と寝床の位置関係ですが、出入り口の近くに寝床を配置したタイプなら「利便性重視型」で、これだと朝に起きた時は便利ですが、睡眠よりも起床することを優先しているので、快眠の観点ではお勧めできません。

 

寝室の奥に寝床が配置された「安眠性重視型」がお勧めです。外部からの影響をできるだけ遮断し、睡眠を促進する小物類も周囲に置いて、グッスリ眠ることに集中できるようにしましょう。

 

ジメジメ寝苦しい梅雨の季節などは、エアコンの使い方を工夫しましょう。ポイントは「深部体温」です。眠気と言うのは体の中心部の深部体温が下がれば増します。暑いと寝苦しいのは、深部体温が下がらないからです。そこでグッスリ眠るために、室温は26度以下、湿度を50~60%にするのです。梅雨時は布団も湿りやすくなるので、敷き布団も含め、しっかり干すようにするのも大切です。

 

快眠を補助する、ハーブティもお勧めです。ハーブティは心と体の緊張を和らげて落ち着かせてくれます。ハーブティと同じ流れを汲むアロマもいいでしょう。