睡眠時間と寿命

 

昔から「寝る子は育つ」と言われていますが、「寝る子は長生きする」と言うことでもあるのでしょうか?ちなみに今の日本では、100才以上といういわゆる超高齢者が約6万人もいるのだそうです。

 

100才というのは論理的ではありませんがイメージとして「超高齢」であることは間違いありません。そして、なによりこうした超高齢者の人々の健康の秘訣が「快眠」にあるとされているのです。

 

誰だって、健康で長生きしたいものです。そうすると、おのずから「快眠」についても興味がわいてくると思います。

 

さて、厚生労働省の調査からのデータを紹介します。平成26年時点での100才以上の高齢者は過去最多の5万8820人です。実際に年々増えており、平成26年には新たに3万人弱が100才になっています。平均寿命の延びが着実に進行しているのです。

 

ちょっと前ですが、沖縄県が長寿の県として知られていました。沖縄県では毎年100才になった人全員を対象にして「新百歳者健康疫学調査」を行っています。今までに2,000人以上が参加したことになります。

 

データのある678人の平均睡眠時間が「9時間50分」です。この睡眠時間は日常生活のレベルによって異なり、活動性が低いと9時間54分、活動性が高いと9時間20分です。

 

この「睡眠時間」も重要だと思いますが、睡眠障害についてはどうでしょう。入眠障害21.7%、早朝覚醒12.8%、熟眠障害(快眠できない)9.3%ということです。薬などを使っている人も10.8%いますが、基本的に家庭内での活動が不自由なく、日常生活の活動レベルが高い人の方が入眠障害が少ないとされています。ここでちょっと「快眠」がキーワードになりそうな気がしてきますね。